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特許申請の書類に記載する国際特許分類ってなに? [特許申請・特許出願]

「特許願」という出願書類に記載する項目のうち国際特許分類っていうのがなんなのかいちばんわかりづらかったので少し調べてみました。

国際特許分類(IPC)は、公開特許公報などの特許文献について国際的に統一した分類をするために考えられたものだそうです。特許申請を審査するためには、審査官が特許文献を検索して検討していくそうですが、発明の内容に応じて文献が国際分類されていれば文献にアクセスしやすくなります。また、特許庁の審査だけではなく、特許申請人が申請前に行う特許文献の調査でも国際特許分類を用いることで調査が容易になるというメリットもあるそうですね。

国際的な分類なので、外国の特許を調べる場合にも重宝するようです。国際特許分類に関するストラスブール協定というものがあって、同盟が形成されているそうです。同盟国の間では統一された国際特許分類が使われるようなので、国際的な調査がやりやすくなります。日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国などはストラスブール協定に加入しているようです。日本では外国に類似した特許文献がある場合にも特許は認められないみたいですから、外国の特許の調査も必要になるんですかね。
国際特許分類は技術の進歩に応じて定期的に改正されるそうです。

国際特許分類は、セクション,クラス,サブクラス,グループが組み合わされて完全分類記号となるそうです。セクションは発明の内容に対応して8つに分かれていて、具体的にはA 生活必需品,B 処理操作;運輸,C 化学;冶金,D 繊維;紙,E 固定構造物,F 機械工学;照明;加熱;武器;爆破,G 物理学,H 電気の8分野です。


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